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第46号


☆貧者の一灯
 もう大分前の話しになってしまいますが、大学生の頃テレビを見ていたら、『釈迦』の映画をやっていました。 正式な題名も、詳しい内容も忘れてしまいましたが、その中で今でも強烈に焼きついているシーンがあります。それは、お釈迦様に感謝の気持ちを込めてさまざまなものを寄進する場面です。

 あるお金持ちが、誰もがビックリするほどの金銀財宝を寄進するなかで、老婆がなけなしのお金でたった一本の「ろうそく」を寄進するのです。 周りの人たちは、口々に「なんだ、たった一本のろうそくじゃないか。そんなもの寄進と言えるか」とばかにしていました。 しかし、お釈迦様は、その老婆がどれほど苦労してその一本の「ろうそくを」手に入れ、心を込めて寄進しようとしたかを知っていました。 だから、老婆がその「ろうそく」を差し出したとき、お釈迦様は涙を流すのです。 自分の大切なものをなげうってでも、感謝の気持ちを表したい、と思ったその老婆からは、映画では特殊効果でこうごうしい光が出ていました。

 これが、『貧者の一灯』という言葉のもとになった話です。その後、たとえわずかであっても、真心もこもった寄進のことをこの言葉で表します。 お金持ちがその私財の一部を寄付をすることは、さほど難しいことではありません。そうでない人が、今の自分ができる最大限のことをすることはもっと尊いのです。

 人にはいろいろな環境があります。また人によっても立場や置かれいている状況は違います。 しかし、“自分が今の状態で、最大限できること”がこの場合の老婆の一本の「ろうそく」であったのです。 『今できることを、最大限やる』中に、自らの環境をも越える大きな奉仕の精神、感謝の心が生まれます。 そうした純粋な気持ちが、お釈迦様の涙を誘ったのでしょう。私もこのシーンを思い出すと、今でも目頭が熱くなります。 そして、自分にとっての『貧者の一灯』は何であるか…ということを否応なしに考えざるをえなくなるのです。

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このページの更新履歴

2019/01/04 修正
2005/10/22 リニューアル
2004/03/17 公開


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