学級通信のネタ   学校でのさまざまな『通信ネタ』となる文章・アイデア・ツールを紹介しています。

メールマガジン『学級通信のネタ』バックナンバー

第88号


☆『諸行無常』
 君たちが暗記した『平家物語』の冒頭部分に『祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり…』があります。今日はこの中の『諸行無常』について解説してみたいと思います。

 すべてのものは、移ろいゆくものであるから、何もかもが変化してゆくものとして、一切の現象を見つめなさい。 一切の現象の中には、物質や肉体のみならず、心の中にて思い浮かぶこと、考えたことも含まれます。すべてのものは流れ去って行くものです。 このような、川の流れのようなものだから、執着してはいけません。何一つ「自分のものだ」と思って、つかんではいけません。 「これが私だ」と思ってもいけないし、「私のものだ」と思ってもいけません。すべては過ぎ去って行くもの、すべては変わり行くものだからです。 その中に人間は生きているのだということを自覚しなくてはいけないのです。

 以上が、『諸行無常』の意味です。ところが、「すべてのものは変化し、移ろいゆくものだから、何もそんなに一生懸命になって、努力する必要はないのです。 川の流れに身を任せ、あるがままに生きて行けばそれで良いのです。」と解釈される場合があります。これは巧妙な「すりかえ」です。 はっきりと間違いであると言っておきます。本来の『諸行無常』とは、「変化の中に生きている自分を自覚し、執着を捨て去れ」と説いているのです。

 平家物語の冒頭では、驕り高ぶった平家が、滅亡してしまったことに触れ、もう一度『諸行無常』を思い起こすべし、というのでしょう。

メールマガジン『学級通信のネタ』のバックナンバーを再編集し、紹介してます。

 
バックナンバー
第81号〜第110号に戻る
 

バックナンバー
第81号〜第110号

このページの更新履歴

2019/01/04 修正
2005/10/22 リニューアル
2004/10/01 公開


トップページ
ネタ探しのコツ
イラスト・フォントの紹介
ネタの種
教育講話集
学級通信サンプル
合本サンプル (PDF)
マガジンの登録・解除
バックナンバー
 第0号〜第50号
バックナンバー
 第51号〜第80号
バックナンバー
 第81号〜第110号
バックナンバー
 第111号〜第140号
バックナンバー
 第141号〜第170号
バックナンバー
 第171号〜

関連リンク


★教育現場での出来事

★学校通信のネタを考える

★子どもの成績を伸ばす法

★中学生数学ポイント集

Copyright (C) 2003-2019 Saburo Tanzawa All Rights Reserved