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メールマガジン『学級通信のネタ』バックナンバー

第118号


☆関係ないものはない
 今や世界で三本の指に数えられるほどの有名なタイヤメーカー、『ブリジストン』は石橋正二郎氏が明治時代に始めた会社です。 事業を始めた頃は、九州久留米で足袋(たび)を作っている小さな店でした。ある時、上京して用事を終えた彼は、初めて走り始めた電車に面白そうだ、と乗ってみました。 その中で、一番印象深かったのは、電車の料金が、五銭均一だったことです。まだ靴下のなかったこの時代、足袋はそのサイズによって細かにその値段が決められていました。 そこで、久留米に戻るとすぐに、「足袋の値段を大きさにかかわらず、すべて同じ値段にする」と宣言して断行しました。 その結果、爆発的に売り上げが伸び、たちまち一流業者になりました。均一価格でお客が覚えやすく、しかも強烈な印象で、商品の知名度が上がったこと。 さらには売り手の問屋や小売店でも、料金が単一なので計算が簡単になり便になったことが勝因です。

 電車に乗った時に石橋氏はこうしたことを考えたのでしょうが、電車と足袋という全く関係のないものが結びつき、飛躍的な発展を生み出した例です。 その後、この会社は地下足袋(じかたび)を製造して大成功、さらにはこの地下足袋に初めてゴムを用いてさらに大きくなり、その後タイヤメーカーへと発展して現在にいたっています。

 電車と足袋、一見違う世界ですが、実は共通点もあります。それは、「どのようにしたらお客に喜んでもらえるか」という点です。 そのためにいかに努力するかという点では、この二つのものは同じこと、と考えられるのです。

 この例でもわかるように、どんなことでも「これは自分には関係ない」と考えるのは間違いで、日常の中で、人との会話の中で実は宝石がたくさんちりばめられているのです。 見るもの聞くものが、当たり前のことと考えるとそうしたお宝は見えませんが、常に、いろいろなものに関心を持ち、注意深く見つめ、面白いなと感じる中に、成功のきっかけはいくらでもあるのです。 世の中に関係ないものはありません。

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このページの更新履歴

2019/01/04 修正
2005/10/23 リニューアル
2005/02/21 公開


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