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第170号


☆自分の心の畑を耕す 〜フレッシュマンに贈る〜
 この春から新たに社会人として仲間入りをした皆さん、フレッシュマン諸君に、是非とも伝えておきたいことがあります。 それは、「『自分の心の畑を耕す』ということを、決して忘れてはならない」ということです。

 あなた方は、希望に溢れて、新たな一歩を踏み出しました。しかし、一方で、仲間とうまくやっていけるだろうか。仕事をきちんとこなすことができるだろうか。 上司といい関係が築けるだろうか。などと、不安もたくさんあることと思います。しかし、こうした不安も、しばらくすれば、だんだんと消えていくことでしょう。 そして、今度はあなたは、あなたのまわりの世界が見えてきて、いろいろな疑問を持つことになるのです。 そして、「これは本当に正しいのだろうか」、「これでいいのだろうか」、「もっとこうなればいいのに」、という具合に、少しずつながらも、 まわりの状況、環境、人びとを批判するようになってくるのです。しかし、こうした時にこそ、一歩踏みとどまらなければなりません。

 人を批判し、評論することは難しいことではありません。その真偽は別として、批判することだけなら、誰でもできることなのです。 あなたは、批判を持って、自分高しとして、自分を正当化し、相手の間違い、組織の間違いを指摘しているかも知れませんが、実はそれは、ただの一面に過ぎないのです。 もし、そうした思い、考えが起こったときには、ひとたび自らを振り返らなければなりません。

 人の畑を見て、水やりが悪いの、草取りができていないの、農薬が多すぎるだの、あれこれ指摘する。そればかりか、雨が降らないと嘆き、 雨が降り続いては、雨ばかりだと嘆き、日照りになれば、陽射しが強いと言い、日が差さなければ、日が欲しいと不満をもらす。あなた自身が、 そうした状況に陥っていないかどうか、もう一度、脚下照顧する必要があるのです。

 実際、あなたの畑はそんなに立派なのですか。水やりも草取りも、農薬の量も万全なのですか。さまざまに変わる天候にも、負けずに育っている畑は、どこにもありませんか。 そうした畑の持ち主は、不平不満ばかり言っていますか。こうしたことを、冷静になって考えなくてはなりません。

 人や環境を批判することは、誰にでもできます。上の立場の人間であっても、下の立場の人間であっても、簡単に批判することはできます。 しかし、あなたのそうした批判によって、状況は変わるわけではありません。今は、あなたは、あなた自身の畑、心の畑を黙々と耕すことを求められているのです。 自らの畑を丹誠込めて育て、その姿がまわりの畑に影響を与えるくらいでなくてはなりません。

 多少の知識が得られたからと言って、それを振りまき、雄弁に語り、自ら偉しと傲慢になってはなりません。まだまだ学ぶべきことはたくさんあります。 他の人の考え方に対しても、理解をし、参考にすべき点がないかどうか、分析する必要もあります。

 いずれあなた方が、新たな環境に慣れてきた頃、こうしたこと考えになりやすいのです。ですから、あえてこの機に忠告しておきます。 自らの畑を耕し、耕し、耕し続ける中に、進むべき道がある。道は、単に他を批判する中にはないのだ、ということを肝に銘じて、新たなる一歩を踏み出していかれることを望みます。

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このページの更新履歴

2019/01/04 修正
2006/04/04 公開


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