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メールマガジン『学級通信のネタ』バックナンバー

第177号


☆いじめられている君へ
 君たちの中にいじめはありますか。いじめを受けたことのある人はいますか。いま現在、いじめを受けている人はいますか。

 いじめとは、強い力をもって、他の人を肉体的にも精神的にも傷つける行為です。最初はほんのからかいであっても、度重なるといじめになります。 何気ないひと言から始まることもあります。友だち同士がいじめる側といじめられる側になってしまうこともあります。成績のいい人が成績の悪い人をいじめる場合も、 その逆もあります。肉体的欠陥をばかにするような人間として卑劣ないじめもあります。

 このいじめも一対一、二対一くらいならば、お互いけんかしたり、話し合ったりして、本音を言い合うなど解決の道がありますが、五対一、十対一、数十対一のようになると、 これは一人では戦うことはできません。また、いじめには、いじめる側といじめられる側に加えて、見て見ぬ振りする人たちがいますが、私はこの傍観者たちも、 いじめる側の立場にいる、と思うのです。

 確かに、口を出せば、自分が今度はいじめの対象になってしまう場合もありますが、この傍観者たちも、いじめられる側の立場からすると、 いじめている側の人間にきわめて近いものがあると考えるはずです。彼ら傍観者の存在が、いじめをさらにエスカレートさせている事実があります。

 このようないじめは、いま、学校を中心に数多く起こっていますが、残念ながら、なかなか解決されていません。それは、巧妙にいじめが隠されているからです。 まず、いじめている側が口裏を合わせて嘘をついたり、ごまかしたりします。 「そんなことはありません。僕たち、私たちはいじめていません。ただ、ふざけて遊んでいただけなんです」、と言われれば、先生たちもだまされてしまうことがあります。 いじめられている人が一人であれば、なおさら、その事実を明らかにするのは難しいのです。先生自身も現場を見ていない上に、さらには、いじめは分からないように隠れて、 証拠を残さないように行われる場合が多いので、学校自身の調査能力だけは難しいのです。といって、事件でなければ警察が学校に介入することはありませんので、 そうした力に頼ることもできません。また、学校では、いじめを調べている過程で、子ども親たちが「人権侵害だ」と苦情を言って来る場合も多いので、なかなか本腰になれません。

 さらに悪いのは、学校ぐるみで、「いじめはなかった」と隠してしまうことがあることです。「証拠がないから、いじめはない」という理論や、たとえ証拠があっても、 「いじめはその子の勘違いだろう、被害妄想だろう」という考えで、なかったことにしてしまう場合があるのです。学校でいじめがあったことを公表すると、 学校や管理職の評判が下がり、都合が悪いのであろうと思います。ということで、恐らくは、泣き寝入りをしている人が、全国に大勢いるのではないかと思うのです。

 でも、いじめは悪ですから、断固として戦わなければなりません。一人で悩み、命を絶つということをしてはいけません。一人で戦うのではなく、大勢で戦うのです。 もし、君たちの中に、いじめられている人がいたら、まずはご両親に相談しましょう。学校に相談して、チクったということで、さらにエスカレートするようならば、 教育委員会や第三者の機関に相談しましょう。全国的ないじめの相談窓口もあります。だから、あきらめないで、強く生きてください。 学校は、いじめている側を取り調べ、証拠をつかみ、指導し改善させることは、とても労力のいることなので、 もしかしたら、いじめられている人が転校するのを待っていると疑いたくなるほど、動かない場合もあります。そのときにも、第三者の機関は相談に乗ってくれるでしょう。

 君たちを助ける大人は必ずいます。いじめから立ち直って立派になった大人たちも大勢います。あきらめずに相談してください。必ず解決の道があります。

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このページの更新履歴

2019/01/04 修正
2007/01/11 公開


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