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メールマガジン『学級通信のネタ』バックナンバー

第178号


☆人のものをとってはいけない
 今日は、『人のものをとってはいけない』という話をします。

 人のものをとったりすることを「盗み」と言います。君たちも知っているとおり、盗みは悪です。社会的にも犯罪として、場合によっては警察のお世話になり、罪を償わなければならない行為です。しかし、この『人のものをとってはいけない』という言葉には、もっと深い意味があるのです。

 教室で、友だちが持っていた腕時計をうらやましいと思ったことはありませんか。学校に持ってきてはいけないはずのゲーム機を見て、携帯を見て、自分も欲しいと思ったことはありませんか。素晴らしいものを他の人が持っているのを見て、うらやましくなるのは人間、誰もが持っている感情です。大人であれば、理性的にそれをコントロールしようとしますが、子ども時代は「欲しい!」という気持ちばかりが大きくなって、なかなか抑えられないのが普通です。だから、そうしたものを見た、心が病んでいる人が、友だちのものを取ってしまう、ということが起こるのです。これは盗みであり、犯罪です。

 学校(教室内)で、そうした盗みが起こると、君たちも気分が悪いですし、先生たちも困ります。

 だから、「学校には高価なものを持ってきてはいけない」という約束ごとがあるのです。自分が買ってもらって、嬉しい気持ちから、他の人に見せたり、自慢したいという気持ちが湧いてきますが、そうした感情は抑えなくてはいけません。人それぞれ家庭環境は違います。家での教育方針も違います。その人がどういう理由で、そうしたもの買ってもらったか、手に入れたかも、人それぞれです。そうしたことを、理解した上で、「自分も手に入れるべきものなのか」という判断ができなくてはいけません。

 他の人が持っているから、自分も持っていたい、とだけ考えるのは子どもの発想です。そうではなくて、うらやましいという気持ちを上手にコントロールして、「他の人が持っているから自分も欲しい…」という気持ちを抑えられるようにしましょう。そうしたことができることが、子どもから、大人へと成長していくということなのです。

 『人のものをとってはいけない』ことは、当たり前のことです。そしてまた、「自分にないものを、手に入れようとする気持ち」も、それが、いつでもどこでもわき上がってきて、抑えられないのであれば、広い意味で、人のものを取っていることになるのです。

 今から二千五百年前の釈迦様がおこした仏教にも、『人のものをとってはいけない』という教えがあります。「自分にないものを欲しくて欲しくて仕方がなくなる気持ちを抑え、自分の分相応の中で生活するように努めなさい」と教えています。

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このページの更新履歴

2019/01/04 修正
2007/01/31 公開


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